小坂ぶどう物語【やまぶどう系品種】new virsion2021
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山ぶどう系品種 成長日記
2021年12月9日 天候:晴れ
少し間隔が空いてしまいまして、誠に申し訳ございません。
怒涛のように10月・11月が過ぎてしまいました。
12月に入りまして、ぶどうは休眠期に入り「剪定作業」が最盛期です。
積雪の多い地域なので雪で棚を潰さないように本格的な冬になる前に作業を進めます。
主枝を中心に適切な樹形を維持し、樹冠の広がりも想定しながらしっかり登熟した枝を残していきます。
またこの時期は平行して堆肥散布も行います。
生育期間中に緩やかに効果が出るように今がベストのタイミングになります。
小坂町の山ぶどう系品種は樹齢30年を超えるものも多く土づくりはとても重要になります。
来年も美味しいぶどうを収穫するため寒い中でコツコツ作業を進めています




山ぶどう系品種 成長日記
2021年9月16日 天候:晴れ
9月に入り、山ぶどう系品種の中でももっとも早く収穫時期を迎える「小公子」はほぼ収穫終え、山ぶどう系品種の中では、その次に収穫期を迎える「ワイングランド」の収穫が最盛期を迎えています。
収穫した「ワイングランド」はその日のうちに、ワイナリーへ出荷されます。
収穫して配送するまでに、もっとも気を使うのが、傷みかけた粒を取除く作業です。一房一房、丹念にチェックして、傷みかけた粒は手作業で一粒一粒ハサミで切り落とします。
外観では問題ないように見えても、房の中の方に隠れた粒も確認し、丁寧に籠の中に並べていきます。
地域農家で協力して、ワイナリーには厳選された品質の山ぶどうが集まるように心がけています。「ワイングランド」が一段落すると、岩木山ぶどうの収穫が始まります。


山ぶどう系品種 成長日記
2021年8月19日 天候:晴れ
8月も後半に入りました。
秋田ワインの小坂七滝ワイナリーの主力山ぶどう系品種、小公子、同じくワイングランドは実止まりが確定し、一機に着色期に入っています。
今年は梅雨が例年に比べて短期間で終了し、梅雨明けから8月中旬までの晴天猛暑を期待していたのですが
、日本列島全体が不安定な気候に見舞われ、西日本を中心に大規模な災害も発生しています。秋田県北の小坂町は、雨が原因の事件は起きていませんが、こちらの期待に反して雨や曇りの日が続き、葡萄の生育も少し中休み状態です。
本日は8月に入ってからのしばらくぶりの快晴で気温も上がっています。
例年9月初旬に収穫期を迎える「小公子」は若干、着色前のものもありますが、全体にパープルカラーがいきわたり、順調な生育状態が伺えます。
遅れて、9月中旬に収穫期を迎える「ワイングランド」は「小公子」に比べて、実の大きさもまだまだ小ぶりですし、全体的に着色前のものが多くなっています。
これから収穫を迎える9月にかけては、「日照」が勝負です、期待と不安の入り混じったデリケートな時期に入ります。
次回は収穫の様子をお届けできるかと思います。どうぞご期待くださいね。




山ぶどう系品種 成長日記
2021年7月31日 天候:晴れ
ぶどうは果実肥大期です。
暑い日が続いてましたが、夕立もあったりして順調に粒は大きくなっています。
ここは夜温もしっかり下がるので山ぶどう系品種にとっては快適な環境です。
徐々に葉色も濃い緑から黄緑に変化してきましたので着色期に入ろうとしています。
ここから晩腐病とベト病に対して神経を使います。
今のところ天候は良いので台風が来なければ当たり年の予感です。
・晩腐病
ブドウの果実に発生する病気で、カビの一種であるグロメレラ・シンギュラタGlomerella cingulataの寄生によっておこる。果実に黒褐色の斑点(はんてん)ができ、しだいに拡大して全体が腐る。のちに病斑上に黒点および淡紅色の粘質物(分生胞子の塊)を生ずる。被害果は落果し、あるいはミイラ状になって果軸に残る。
日本大百科全書(ニッポニカ)より
・ベト病
露菌病とも。鞭毛菌類の一種,べと病菌の寄生による植物病。花,葉,茎に発生。葉では不整形の病斑ができ,病患部に白色や灰~淡紫色の菌が密生し,ときに病患部は肥大したりして奇形を呈する。菌が植物体全体にはびこれば萎縮(いしゅく)する場合もある。ウリ類,ダイズ,ホップ,ブドウなどの多くの作物に発生。
百科事典マイペディアより




山ぶどう系品種 成長日記
2021年7月13日 天候:晴れ
本日は真夏のような暑さになっています。
今年の北東北は、梅雨入りが平年に比べて遅く、梅雨明けもそろそろか?ということで、比較的梅雨が短期間で終了する気配になってきました。
気候に比較的恵まれている今年は、ぶどうの生育も順調です。
梅雨の間の冷温や湿気がぶどうには難敵です。発育不良や病気の原因になります。そんな梅雨を乗り越え、今年のぶどうの出来栄えは期待できそうです。
現在は、ぶどうの花も終わり、今年の実止まりが確定し、しっかりとしたぶどうの実を確認することができます。
新梢も伸び、ぶどうの実もボリュームが付だし、徐々に枝が垂れ下がり棚にしっかり納まるようになってきました。
この時期はお日様が何よりのご馳走になるので、万遍無く日の光の恩恵を受けられるように、出来るだけ枝が重ならないように棚に誘引する作業が重要になります。
葉の色も健康そのもです。


山ぶどう系品種 成長日記
2021年6月23日 天候:曇り
ぶどうはいよいよ「開花期」を迎えています。
山ぶどう系品種の早いものは既にピークを過ぎ落花期に入っているものもあります。
この梅雨の時期、特に神経質になるのは灰色カビ病です。
雨が多く低温が続くと発生し、花自体が落ちてしまいます。
秋の収穫を確保するためにも今が頑張りどころです。
実止まりさえしてもらえばあとは品質向上の作業に徹することが出来ます。


山ぶどう系品種 成長日記
2021年5月28日 天候:曇り
秋田ワインの小坂七滝ワイナリーではワイナリーに隣接した土地をぶどう園として活用しております。
ワイナリーがオープンする前から園づくりを始めて今年で5年目を迎えます。
栽培スタートの4年間は、強いぶどうを育てるために手間暇かけて根気よくケアしましました、本年度(5年目)からは本格的な収穫を目指します。
秋田ワインの小坂七滝ワイナリーでは、ワイナリーを中心に実際に原料となるぶどう園を見学したり、ぶどうの下でBBQを楽しんで頂けるような施設を開設することを考えております。
ワインを通して、訪れて頂いた方に地域の暮らしや文化に触れて頂き、原料からワインに至る工程をご理解頂き、さらには地域の食材とのマリアージュをご体験頂き、もっともっと地域を知って頂くことを目的にしております。
さて
今日のぶどう園の様子
展葉3枚時の今は芽かき作業の真っ只中です。
混みあわない間隔を保ちつつ新梢の均等な生長を促します。
これから自分の根から栄養を吸収する独立栄養期に入ります。
肥料は押さえぎみなので、状況をみて追肥を検討していきます。

